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最新記事【2007年07月09日】

  • 難易度:初心者レベルです。
  • 解決ポイント:実際の容量はスペック上の容量より少ないのが正常です。ディスクを検査してみます。
  • 点検部分:容量
  • データの安定性:データは安全です。

パソコン上で表示されるハードディスクの容量は仕様書にある容量より少なく認識されます。パソコン上で認識されている容量と仕様書上の容量が違う理由はハードディスク容量を計算する方法を分かれば理解出来ると思います。すべてのパソコンではKBという段位を使用しています。

1KBは1024Byteですが、ハードディスクの容量は1KBが1000Byteで表示されます。

24Byteの差より表示された容量と使用可能な容量が異なります。つまり容量が大きければそれほど差が大きくなります。

ファイルシステムによっても容量の差が発生します。

1GBの実際の使用可能容量は0.931GB
80GBの実際の使用可能容量は 74.5GB
160GBの実際の使用可能容量は149.01GB

他にも容量の差はたまにディスクの損傷した空間からも生まれます。

ディスクチェック

「ディスクのチェックProload」のファイルシステムエラーを自動的に修復する。

(情報提供: ホットニュース365)
ハードディスクを動作している時にはすべてのファイルを記録していません。そのため突然のダウン・停電などで強制終了された場合、ハードディスクの使用可能な容量の一部が全体容量から消える現象が発生する時もあります。Windows XPではブートの時に消えてしまった問題を自動的に解決しますが、古いバージョンのウィンドウズでは手動で消えてしまった容量を復旧する必要があります。 ウィンドウズに内蔵されたディスク「エラーチェック」ツールで消えた容量を使用可能な容量に復旧することができます。

  • 難易度:初心者レベルです。
  • 解決ポイント:ハードディスクをメーカに問い合わせしましょう
  • 点検部分:異音
  • データの安定性:データが損傷する可能性があります。

ハードディスクから周期的に「カチカチ」と異音が聞こえましたら、ハードディスク自体に物理的な損傷の可能性が高いです。

ノートパソコン用のハードディスクでは「カチカチ」と音が聞こえますが、それは正常です。ノートパソコンはバッテリー利用の時、日程時間使用しない場合はモニターオフなど節電モードに入ります。その過程にハードディスクも含まれています。一時的にハードディスクを停止する時に「カチカチ」と音が聞こえます。

しかし振り替えして何回も異音が聞こえたらそれも物理的な損傷の可能性が高いです。

使用するのには全く問題がないが「カチカチ」異音が出るとしたら不良セクタが発生した可能性が高いです。

ブート前にカチカチ音が振り替えして聞こえることであればそれは衝撃によるハードディスクに問題が発生したことです。

データを失う前に重要なデータをバックアップしてからサポートセンターに問い合わせするのが賢明です。

□ ハードディスクの異音一覧
http://www.pc-otasuke.jp/faq.htm#faq006

  • 難易度:挑戦出来るレベルです。
  • 解決ポイント:他のハードディスクに交換します。
  • 点検部分:不良セクタ 【bad sector】
  • データの安定性:データが損傷する可能性があります。


不良セクタは特に外部からの衝撃でよくありますが、その他にも老化によっても発生します。不良セクタが発生し始めるとハードディスクの老化がある程度進行していると考えてもいいでしょう。ハードディスクにも寿命があります。使用する用途によってすこしの差がありますが、長くて2~3年過ぎると不良セクタが発生し始めます。

不良セクタの量と発生する視点はハードディスクを酷使させる程度に、有る程度は比例すると言えます。ダウンロードをよくする、削除・書き込み作業が多い大容量動画編集など、特にサーバのようなアクセスが多いハードディスクの寿命は比較的に短いです。もちろんハードディスクの使用頻度が必ず寿命に直結するのではないですが、不良セクタ発生率には関係があります。

一回発生した不良セクタを消すのは事実上不可能です。使用中に発生したセクタはフォーマットしても消せない場合が多いです。
ハードディスクは実際の容量よりすこし多めの記録空間を持っています。その領域は使用者が情報を記録出来ない代わりに使用中発生した不良セクタ部分をその領域にデータを入れるようにしています。

実際に使用者が確認出来る不良セクタはハードディスクの隠れ領域の余裕空間に代替された不良セクタがそれ以上代替出来る空間がなくなって現れることです。そのため不良セクタを発見した瞬間からはブートディスクとしてハードディスクを使用しないことをお勧めします。不良セクタが発生したハードディスクは一般的にフォーマットして使われますが、メインの保存装置としては使わないことが安全です。A/S期間内であれば交換可能ですのでお問い合せして見てください。

■関連記事:HDD Regenerator:物理不良セクタ復旧(データ復旧)
ハードディスクの物理的な不良セクタを修復ソフトウェアの「HDD Regenerator」の紹介

■ 関連資料:ハードディスクの寿命について
Failure Trends in a Large Disk Drive Population
→ http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070219_disk_failures/

□参考サイト
 http://www.iuec.co.jp/hdd/badsector/

ハードディスク復旧ナビ

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