- 難易度:挑戦出来るレベルです。
- 解決ポイント:他のハードディスクに交換します。
- 点検部分:不良セクタ 【bad sector】
- データの安定性:データが損傷する可能性があります。
不良セクタは特に外部からの衝撃でよくありますが、その他にも老化によっても発生します。不良セクタが発生し始めるとハードディスクの老化がある程度進行していると考えてもいいでしょう。ハードディスクにも寿命があります。使用する用途によってすこしの差がありますが、長くて2~3年過ぎると不良セクタが発生し始めます。
不良セクタの量と発生する視点はハードディスクを酷使させる程度に、有る程度は比例すると言えます。ダウンロードをよくする、削除・書き込み作業が多い大容量動画編集など、特にサーバのようなアクセスが多いハードディスクの寿命は比較的に短いです。もちろんハードディスクの使用頻度が必ず寿命に直結するのではないですが、不良セクタ発生率には関係があります。
一回発生した不良セクタを消すのは事実上不可能です。使用中に発生したセクタはフォーマットしても消せない場合が多いです。
ハードディスクは実際の容量よりすこし多めの記録空間を持っています。その領域は使用者が情報を記録出来ない代わりに使用中発生した不良セクタ部分をその領域にデータを入れるようにしています。
実際に使用者が確認出来る不良セクタはハードディスクの隠れ領域の余裕空間に代替された不良セクタがそれ以上代替出来る空間がなくなって現れることです。そのため不良セクタを発見した瞬間からはブートディスクとしてハードディスクを使用しないことをお勧めします。不良セクタが発生したハードディスクは一般的にフォーマットして使われますが、メインの保存装置としては使わないことが安全です。A/S期間内であれば交換可能ですのでお問い合せして見てください。
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ハードディスクの物理的な不良セクタを修復ソフトウェアの「HDD Regenerator」の紹介
■ 関連資料:ハードディスクの寿命について
Failure Trends in a Large Disk Drive Population
→ http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070219_disk_failures/